世界のVFXの常識を塗り替えた鬼才ティムール・べクマンベトフ監督の『ナイト・ウォッチ』（2004）『ディ・ウォッチ』（2006）から１０年。そのべクマンベトフが製作に立ち、自ら最高のVFXチームを再結成して望む壮麗なファンタジー・アドベンチャー大作が本作『DRAGON　ドラゴン』、脅威のVFXで、ドラゴンの島へ生贄として連れ去られた花嫁と、謎の青年の愛と苦悩を見事なタッチで描いている。ドラゴンの圧倒的なデザイン、造形、CGは、もはや“美”の領域といえる出来栄えで観る者の心をとらえて離さない。VFXチームには『ナイト・ウォッチ』、『ディ・ウォッチ』そしてアンジェリーナ・ジョリー主演でアクション・シーンのVFXが話題となった『ウォンテッド』（これもべクマンベトフ監督作品）、更に『アバタ―』などに名を連ねたVFXマン達が集結、まさしくハリウッド＆ロシアのドリーム・チームとなっている。監督にはベクマンベトフの監督＆プロデュース作『リンカーン/秘密の書』にスタッフとして参加し、その才能を認められたの秘蔵っ子、インダル・ドジェンドゥバヴが起用された。出演は、ロシア国内で人気上昇中の美少女アリョーナ・チェーホフとニューヨークで一流誌のモデルとしても活躍しているマドヴエイ・ルィコヴ。撮影は、『オーガストウォーズ』などロシアを代表する一流カメラマンであるセルゲイ・トロフィモフ。