『Uボート』『レッド・オクト―バーを追え!』『クリムゾン・タイド』『ローレライ』『出口のない海』など戦争映画の中で、非常に高い人気を誇り、世界各国でも作られ続ける潜水艦アクション。
密閉された空間ならでは心理劇、人間同士の激突、逃げ場のない空間で受ける敵からの攻撃、攻撃による漏電、浸水、酸素の欠乏など、その高いサスペンス性は映画の面白さ、醍醐味である非日常的な空間へと見るものを誘い、かつ戦争の恐怖と過酷さを最も表現してきた。そして本作『シーヴァイパー』は、今までの潜水艦映画の特徴に加えて、隠されてきた史実(第二次大戦中の日独核開発/ウランと核技術者をドイツより日本へ送る)をモチーフにストーリが展開すると言う面白さ。
米・日・独が南半球のスマトラ諸島を舞台に海戦・諜報戦を繰り広げるスペクタクル性は戦争映画ファンを飛び越え、誰もが楽しめるエンターテインメント作品となっている。 |