香港映画=アクションというほど、その質の高さは世界標準であるが、クンフー・アクションと共に人気なのが、「男たちの挽歌」等の香港ノワール、そして警察をテーマにしたポリス・アクションである。
これまで香港映画で描かれたポリス・アクションと言えば、「ポリス・ストーリー/香港国際警察」等で登場する特捜刑事:CID、「PTU」で描かれた特殊機動部隊:PTU、そして本作で登場する香港警察の中で最も危険な任務を遂行し、高度な狙撃技術を持つ香港警察特殊任務部隊:SDU(通称「飛虎隊」)である。
本作では、誰も体験したことがない≪500メートル≫という遠距離間での銃撃戦と壮絶なガン・ファイトが繰り広げられ、クライマックスの銃撃シーンは、ハリウッド映画を越えたと評される激しさで観る者全てを完全魅了する。
注目のキャスト陣は、あのスキャンダル事件で世界中に衝撃を与え、本作が香港映画最後の出演作となった「インファナル・アフェア 無間序曲」のエディソン・チャン、「ブレイキング・ニュース」のリッチー・レン、そして「新・上海グランド」のホアン・シャオミンといった、アジアを代表する面々。監督は、アクション映画の演出には定評がある「ツインズ・エフェクト」のダンテ・ラムが担当。
アジア圏では唯一劇場公開となった日本では、公開当時大量のパブリシティ(日テレ「スッキリ」&東スポが代表)が露出し、大ヒットを記録した。
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