コート・ダジュール一帯を仕切るマフィアの首領:ミロ(ジャン・レノ)は、一族を守り続ける使命を持っていた。
しかし息子:アントン(ギャスパー・ウリエル)は、非道な父親についていけない気持ちになっていた。そして彼は、その邸宅に出入りし、密かに付き合っている看護婦:エロディ(ヴァイナ・ジョカンテ)と共に、マフィアの世界から足を洗い、まっとうな世界で生きたいと望むようになっていく。
そんなアントンの思いとは裏腹にミロは、次の大仕事(=5億ユーロ強奪計画)を最後に、首領の座をアントンに譲ろうと考えていた・・・・。
一方、ミロとの因縁の関係を持ち続け、いつか彼を潰そうとしていた刑事:ソーニアは、エロディとアントンの関係に気付き、エロディに接近し、強奪計画を知る。
そして、ミロとアントンとの“絆”に亀裂が生じたまま、遂に強奪計画は実行される・・・・。